「一蓮托生」
F100キャンバス(裏生地)

一蓮托生とは、「運命や行動を共にすること。 また、死後に生まれ変わって極楽浄土で同じ蓮華の上に生まれ変わること。」とある。

通常、野生の動物世界は弱肉強食で、強いものが弱いものを捕食している。
しかしお釈迦様の庭の蓮池に住む生物はみな協力し合って暮らしている。

これは、弱肉強食システムより、強いものが弱いものを助け、
足りないものを補い合うといった、相補扶助のシステムのほうが効率よく種を維持できるのではないかという考えから来たものではないかとおもわれる。

また、背景の布は「世界」を表していて、
もともと世界はひとつの連続体で、それぞに区別というものはなかった(色即是空)
しかし時代時代に認識や価値観は変化し、物理的にも領土争いなどで、世界はバラバラに分断され再編された。
それはまるで破れた布をつくろうように、世界が縫い直されていくように思える

 

 

 

 

 


 

 

 


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